特に教育に関わる人には絶対見てもらいたい半端ないオルタナティブスクールを視察させていただきました
元結婚式場を施設に使われているので、めちゃくちゃ豪華
それだけでもビックリしますが、中身にもっとビックリ
小学校の子もいれば中学生の子もいたり、多年代のお子さんで構成されている現時点では1期生のみのスクール。
私が伺わせていただいた時は、朝礼が始まる時間に女の子が泣いていて、気持ちを切り替えられずになかなか朝礼を始められない状況でした。
キャッチコピーにもあるように子ども達が作るという所で「みんなが気持ちよく」というテーマを作り、そのためには「時間」と「場所」を大切にしようとみんなで決めたみたい。
そのみんなの時間を無駄にしてる(5時間かけて通っている子もいる)ことに憤りを感じる子や周りの人達の気持ちを理解できてるのかと責める子もいてる。
そんな状況でも、大人は一切指導もしなければ答えも与えず、子ども達の意見や考えに耳を傾け、整理はしながらも決して誘導はしない。
でも、興味関心のなさそうな子には全力で大人も意見を言い、大人も子どもも関係なく一緒に真剣にぶつかりあって創り上げている光景が衝撃的でした。
私も社員と関わる時に指示したり、答えを与えるのではなく、一緒に考えることを意識しているけど、どこかで自分の描いているゴールやこうした方がいいという解決策に誘導しようとしている自分に気づくことがある。
人生経験を踏まえるとおそらく解決策としては大人の方が持っているものは多いのかもしれない。
でも、それを子ども達が自分たちで考えることで子どもたち同士思いやりあったり、お互いを理解しあうようになったり、自分の考えや意見をしっかり伝えられていたり…
正解ってなんなんやろって
めちゃくちゃ考えさせられた1日でした。
結局、正解なんて1人1人の中にしかなくて、どれも違うけど間違いなんかないのかなと。
それが集団になった時、どうしたらみんなが気持ちよくいれるのかをみんなで考える。
それでいいのに、世の中の常識や大人の価値観を子どもに押しつけて、みんな同じであることを良しとする。そんな世の中がいろんな生きづらさにつながっている気がする。
言葉にすれば、当たり前に聞こえるかもしれないけど、これを実践するのってほんまに難しいと思う。
子どもは大人の言うことを聞く存在。
大人は子どもに教える存在。
そんな無意識の偏見をぶっ壊して、子どもを信じ、大人、子どもとか関係なく、互いに依存せず一緒に何かの目的を実現していく。
こんな場所こそオルタナティブではなく、メインストリームになっていけば、日本の教育は変わっていく気がしました
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